フジテレビのCMがACジャパンに切り替わったことで、「ACジャパンが天下り先なのではないか」という噂がでています。
また一部では宗教団体であり、収入源が不明との意見も。
一体どんな団体なのでしょうか。
ACジャパンの収入源は?
ACジャパンの収入源は、主に会員企業や個人会員からの会費に依存しています。
会費収入の他にも寄付金が含まれますが、寄付金の割合は全体の収入に対して少なめです。
具体的には、広告関連の業種に属する約1000社の会員企業からの会費が活動資金の大部分を占めています。
会費収入は収入の80~90%を占め、年間約10億円規模の収入が計上されているんだそう。
また、ACジャパンは公的な資金を一切受け取っていないようです。
すべての活動資金は会員社と個人会員の会費によって賄われており、これによって独立した運営が可能となっているそうです。
さらには、広告制作にかかる費用の大部分を会員企業からの会費で賄っており、広告枠はメディア会員社から無償で提供されるため、直接的な広告放送のための支出は発生しません。
広告費用は基本的に0円ということですね。
このように、ACジャパンは会員からの会費と無償提供される広告枠を活用して、公共広告を展開しています。
ACジャパンは天下り先?
ACジャパンの役員名簿には、フジテレビ、電通、サントリー、経団連などといった、日本の大手企業の幹部経験者の名前が多く記載されているため、天下り先なのでは?と指摘されています。
最近の報道では、フジテレビでのCM差し替え問題がACジャパンに関連しており、企業が広告を差し止める中でACジャパンのCMが急増しています。
ただ現時点では、ACジャパンとフジテレビの間に天下り関係が存在する、といった証拠は明らかになっていません。
過去の役員の動きなどから生まれた憶測ということになりそうです。
ACジャパンは宗教団体?
ACジャパンは宗教団体ではありません。
ACジャパンは1971年に設立された公益社団法人であり、民間のボランティア団体として、公共広告を通じて社会貢献活動を行っています。
設立当初から、特定の宗教や思想に偏らない活動を行うことを目的としており、現在では1000社以上の企業が協力しています。
一部の人々がACジャパンを宗教団体だと誤解する理由には、CMの放送頻度や内容が影響していると考えられます。
特に、ACジャパンのCMは強いメッセージ性を持ち、視聴者に不快感を与えることがあるため、宗教的な団体のように感じられることがあります。
また一部ではCMが怖い、との声も。
ACジャパンのCMが「怖い」とされる理由として、CMの強烈なメッセージ性が視聴者に不快感を与えることがあるというものがあります。
また視聴者の心理的な影響も大きく関与しており、特に、震災後の不安定な心理状態にある視聴者にとって、同じCMが繰り返し流れることが不気味さを増す要因となっています。
内容が重く、視聴者に考えさせる要素が強いことも、恐怖感を引き起こす要因となっているようです。